企画者の声
PROFILE 同行ガイド 五百澤 日丸 (いおざわ・ひまる)
新潟県在住。(有)レイヴン・所属。鳥類調査を中心に、執筆、写真撮影、ツアーガイドを行う。一番の関心事は、ヒマラヤ山脈から台湾・南西諸島・朝鮮半島・日本にかけての鳥類の分類・分布。主な著書に「日本の鳥550 山野の鳥 増補改訂版」(共著/文一総合出版)、「日本の野鳥650」(共著/平凡社)など。他にも著書多数。
■ 五百澤日丸さんよりメッセージ
日本のお隣、韓国の南から北へ縦断する冬の撮影&観察のツアーです。通常のツアーと異なり狙いを絞り、じっくりと腰を落ち着けて楽しめる内容となっています。年による差がありますが、韓国国内でも最大級と言われる400~800羽のクロハゲワシが越冬する場所です。当地域は、クロハゲワシの越冬地として古くから知られていましたが、最初は現地の方が個人で餌を負担して与えていたところから始まり、地道な保護活動によって、数年前にようやく韓国国内で認知して貰えるようになった保護区です。現在では、観察スペースのほか、韓国で発信器を付けた結果、渡りのルートと繁殖地も一部が解明され、解説の展示スペースができ、実態を詳しく知ることが出来る貴重な場所となっています。
2日間、午前中はこのクロハゲワシをじっくり観察・撮影を堪能します。午後からは付近のオオハクチョウ、ヒシクイ、マガン、マナヅル、カモ類などの水鳥の越冬する保護区や、韓国のナベヅル・マナヅル越冬地の塒(ねぐら・日本の出水と異なり、自然の河川などの湿地で塒をとります)で撮影・観察も楽しみます。3日目の午後から北上開始し、途中、カワウソ生息地や、朝鮮半島でも貴重で希少なハトである、コウライバトの繁殖地に立ち寄ります。4日目はさらに北上しながら、韓国では比較的見易いワシミミズクにチャレンジします。これに越冬する鳥の情報が有り次第、そちらのポイントにも立ち寄るプラスアルファもございます。2023年の1月の下見では、ソウゲンワシやカンムリヒバリに出会うことが出来ました。日本の冬とはひと味違う韓国の鳥たちの魅力を存分に楽しみましょう!*このツアーでは、野鳥写真家の戸塚学さんから直接撮影のアドバイスを受けられる他、野鳥研究家の五百澤日丸さんが出現する野鳥たちを詳しく解説致します。ダブル講師でご案内致します。
PROFILE 同行ガイド 戸塚 学(とづか・がく)
1966年愛知県生まれ・在住。高校3年生の時に写真に興味をもつ。子供のころから好きだった自然風景や生き物を中心に撮影をする。現在は「きれい・かわいい・かっこいい」写真よりも人間臭さを感じられるシーンや人間生活との関わりを感じられる環境的な撮影に取り組む。究極は「臭いのする写真」を目指す。作品は写真集・写真展での発表の他、雑誌・図鑑・カレンダーに使用。著書に写真絵本「お山のライチョウ」(偕成社)など。
■ 戸塚学さんより撮影に関してのアドバイス
タカの渡りの撮影をされた方で、壮大なタカ柱に出会ったことがある方ならわかるかもしれませんが、大きな超望遠レンズでは全体が入らず悔しい思いをしたことがあると思います。今回撮影に出かける場所では壮大なタカが巨大なクロハゲワシになるので、超望遠レンズでは歯が立たない可能性もありますので100-500mmや200-400mmクラスの望遠ズームレンズが向いていると思います。広角系のズームレンズをお持ちならクロハゲ柱も撮影できるはずでしょう!クロハゲワシのアップを狙うなら1.4倍や2倍のテレコンがあれば大丈夫です。ご自身の機材を支えることができる三脚もお持ちいただければ、暗い場所での撮影にも安心です。クロハゲワシ以外の野鳥でも100-500mmや200-400mmクラスの望遠ズームレンズで十分対応ができると思います。
COLUMN 韓国最大のクロハゲワシの越冬地・ツルの塒・ワシミミズク
ツアーで出現を期待したい野鳥
ノガン(2020年に越冬記録)、サカツラガン、マガン、ヒシクイ、オオハクチョウ、ツクシガモ、アカツクシガモ、トモエガモ、コウライアイサ、カワアイサ、オジロワシ、イヌワシ、ソウゲンワシ、クロハゲワシ、ノスリ、ケアシノスリ、ナベヅル、マナヅル、ズグロカモメ、モウコ(モンゴル)セグロカモメ、コウライバト、キジバト、ワシミミズク、コミミズク、コゲラ、アカゲラ、ヤマゲラ、ヒバリ、カンムリヒバリ、ハクセキレイ、セグロセキレイ(韓国産・セグロセキレイは純粋な日本固有種ではありません)、タヒバリ、ヒヨドリ、オオモズ、オオカラモズ、モズ、ヤマヒバリ、ジョウビタキ、ハチジョウツグミ、ダルマエナガ、ツリスガラ、エナガ、ヤマガラ、ハシブトガラ、キバラガラ、ミヤマホオジロ、シベリアジュリン、オオジュリン、カワラヒワ、コイカルなど
※コース上で観察記録がある主な野鳥と、越冬記録がある野鳥を含む
出発日と料金
2024年 出発日~帰着日 |
日数 | 旅行代金 | 催行状況 |
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01月12日(金) ~ 01月16日(火)五百澤日丸さん&戸塚学さん同行 |
5日間 | 358,000円 |
発着地 | 東京・大阪発着 | 最少催行人員 | 6名(8名様限定) 五百澤日丸さん&戸塚学さん同行 |
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燃油サーチャージ | 15,400円(5月18日現在の見込み) | ||
一人部屋追加代金 | 35,000円 | ||
国際線のビジネスクラス | 追加代金等の詳細はお問い合わせください。 |
- 海外での空港税諸税は旅行代金に含まれています。
- 少人数限定コースのため再利用割引・特別割引はありません。
- 燃油サーチャージ額は、原油価格の変動により変更することがあります。
ツアー日程表
地名 | 時刻 | スケジュール | |
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1 | 東京 釜山 大阪 釜山 釜山 クロハゲワシ越冬地近郊 |
午前又は午後発 午後又は夕方着 午前又は午後発 午後又は夕方着 約1.5時間 |
空路、東京・大阪より韓国の釜山へ。着後、専用車にてクロハゲワシの越冬地近郊へ向かいます。 ※同行ガイドは東京・大阪どちらかより同行(往復)します。 クロハゲワシ越冬地近郊泊
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2 | クロハゲワシ越冬地近郊 | 終日、クロハゲワシの越冬地周辺にて、韓国南部で手厚く保護されているクロハゲワシの観察・撮影をお楽しみください。夕暮れにはナベヅルの観察・撮影チャンスもあります。
クロハゲワシ越冬地近郊泊
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3 | クロハゲワシ越冬地近郊 韓国南部探鳥地近郊 |
朝発 夕方着 |
この日はクロハゲワシの他、近郊にて韓国でも少ないコウライバトの観察・撮影に出かけます。その後、韓国南部探鳥地近郊へ。 韓国南部探鳥地近郊:ベストウエスタン泊
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4 | 韓国南部探鳥地近郊 ソウル |
朝発 夕方着 |
ワシミミズクをはじめ野鳥の観察・撮影。その後、ソウルへ。 ソウル:ロッテシティ 又は エンペリチェ泊
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5 | ソウル 東京 ソウル 大阪 |
午後又は夕方発 夕方又は夜着 午後又は夕方発 夕方又は夜着 |
午前、ソウル近郊で野鳥観察・撮影をお楽しみください。その後、東京・大阪それぞれ帰国の途につきます。着後、解散。 |
- 運輸機関のスケジュールの変更、遅延、運行の中止や道路状況などにより、宿泊地や訪問地の順序が変わったり、日程内容に変更が起こることがあります。
- 食事回数:朝4/昼3/夜4:機内食は除く
- 利用予定航空会社:アシアナ航空、大韓航空、チェジュ航空、全日空、日本航空
ご案内とご注意
査証(ビザ) | 不要です。旅券の残存期間は韓国入国時3ヶ月以上必要です。 |
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気候・服装 | 冬服の準備が必要です。雨が降ることもありますので、雨合羽上下は必ずお持ちください。靴は防水性のハイキングシューズが最適です。 |
利用予定ホテル | 日程及び下記をご覧ください。 クロハゲワシ越冬地近郊:プリンスホテル、オシャンスパー、ヴォヴテル、 晋州KAIホテル |
野鳥の観察について | 写真や日程表中の野鳥は必ず見られるとは限りません。予めご理解の上、お申込みください。 |
その他のご注意 | 当コースは添乗員が同行しないコースのため、旅の記録のサービスはございません。 |
旅行条件について | 取引条件はこちらの 海外旅行 旅行条件書を、事前に確認の上お申し込みください。 |
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