ツアーのポイント

ポイント ワヒ族の夏の移動「クッチ」にヤク・サファリとトレッキングで同行するアドベンチャー

ワヒ族の移動「クッチ」にヤク・サファリで同行。「クッチ」とは移動のことで、何千頭もの家畜(ヤク、羊、ヤギ)を連れシムシャールの人々がキャラバンを組んで移動します。夏のパミールでワヒ族の夏の暮らしにふれるカルチャートレックです。

ポイント 失われつつある伝統と文化を体験

全パミール地域においてもパキスタンのシムシャール村は家畜とともに生きてきたワヒ族の暮らしと文化を色濃く残した地域。ワヒ族の夏の放牧地シュイズヘラブとシュウェルトに連泊し伝統的な暮らしにふれます。近代化が進む昨今において、非常に貴重な体験となるはずです。

ポイント カラコルムの山の旅を快適に

少人数でのツアーとしてスタッフがサポート。テントは全てスタッフが設営し、湯たんぽやインナーシュラフ、銀マットもご用意します。お食事には朝食のおかゆをはじめ簡単な日本食も取り入れ、体調を整えながらご旅行いただけるよう工夫しています。

ポイント 西遊旅行とシムシャール村

2008年以降、夏のクッチ、6,000m峰のミングリク・サール登頂、春のタガム祭、そして秋のクッチまで村人、スタッフと深くかかわってきた村です。伝統文化の維持が難しくなるなかで、西遊旅行はシムシャール村の伝統を尊重し、その存続のために努力をしています。

COLUMN 夏のシムシャール・パミールでワヒ族の暮らしを体験

ギルギット・バルティスタン地域(旧ノーザン・エリア)の最奥に広がるシムシャール渓谷。そこでは厳しい自然のもと、ワヒ族の人々が暮らしています。「シムシャール・パミール」の「パミール」とは、このワヒ族の人々の言葉で「世界の屋根」「高原」を意味しています。村は400~500年前にフンザのミール(王様)の支配下で流刑地として使われていたと言われていますが、現在は、高地で鍛えられた男性の多くが、7,000~8,000m級の山岳ガイドやポーターとして働いています。ヤクの乳製品も貴重な収入源。シムシャールの人々は家畜に食べさせる草地をもとめ、決められた日に一斉に高地を移動します。ツアーではその移動「クッチ」に同行。何千頭ものヤク、ヤギ、羊とともに、パミールの大自然とワヒ族の人々の文化・風習を間近に感じるアドベンチャーです。

クッチのためにシェイズヘラブに集まったヤク
放牧を終え囲いに入る山羊たち
ヤクや羊、ヤギとともにシュウェルトへ一斉に移動する「クッチ」

COLUMN ヤク・サファリとトレッキング、キャンプについて

ヤク・サファリではお一人様に一頭のヤクとヤク使いがつきます。基本はヤクに乗って移動しますが、下りと急な勾配の登り、復路のプリエン・サール以降は崖沿いの道を歩かなくてはなりません。リュック、ストック、スパッツ(砂よけ)をご用意ください。キャンプ中のテントの設営は全てスタッフが行います。朝晩は気温が下がりますのでダウンなどの暖かい服をご用意ください。

ヤク・サファリの様子
テントは全てスタッフが設営します
食事の一例
昼食の様子

出発日と料金

2016年 
出発日~帰着日
日数 旅行代金 催行状況
06月10日(金) ~
06月28日(火)ワヒ族の夏の大移動(クッチ)に同行
19日間 698,000円
06月11日(土) ~
06月28日(火)ワヒ族の夏の大移動(クッチ)に同行
18日間 698,000円
  • 海外での空港税諸税は旅行代金に含まれています。
  • 燃油サーチャージ額は、原油価格の変動により変更することがあります。

コース難易度

体力 基本はヤク・サファリですが、下りと勾配のきつい登りや復路のプリエンサール以降は歩きます。足場が悪く、勾配のきついトレイルを歩ける十分な体力が必要です。
高度 最高宿泊高度は4,670m、最高到達地点は4,735mです。徐々に高度を上げますが、高山病の影響が予想されます。
宿泊 6/10発 : テント12泊 
6/11発 : テント9泊 
テント設営は全てスタッフが行います。ダイニングテント、トイレテントもご用意し、快適にお過ごしいただけるよう努めます。
荷物 日本からはスーツケースでご参加いただき、カリマバードにてダッフルバッグに詰め替えます。トレッキング中はデイパックをご用意ください。

ツアー日程表

地名 時刻 スケジュール地図を見る
1 東京
バンコク
午前発 空路、東京・大阪よりそれぞれバンコクへ。着後、航空機を乗り換えて、パキスタンの首都イスラマバードへ。着後、ホテルへ。
※添乗員は東京・大阪のどちらか一方より同行し(往復)、バンコクにて合流します。
イスラマバード:ヒルビュー泊
大阪
バンコク
午前発
バンコク
イスラマバード
19:10発
22:45着
2 イスラマバード
チラス
06:00発
20:00着
専用バスにてカラコルム・ハイウェイを北上し、チラスへ。
チラス:シャングリラ・インダスビュー泊
3 チラス
カリマバード
08:00発
16:00着
専用バスにてカラコルム・ハイウェイを北上し、ナンガパルバット(8,126m)などの山々を仰ぎ見ながら、桃源郷フンザの中心地カリマバードへ。
カリマバード:フンザ・エンバシー泊
4 カリマバード
シムシャール村
08:00発
15:00着
四輪駆動車にてカラコルム・ハイウェイを北上し、シムシャール村(3,100m)へ。
キャンプ泊
5 シムシャール村
パスト・フルズィン
約8時間 ●ヤク・サファリとトレッキング(約8時間)
シムシャール・パミールの旅の始まりです。パミール・タング川ルートを通り、パスト・フルズィン(3,517m)へ。
キャンプ泊
6 パスト・フルズィン
アルバ・プリエン
約7時間 ●ヤク・サファリとトレッキング(約7時間)
パミール・タング川を渡り、アルバ・プリエン(3,931m)へ。
キャンプ泊
7 アルバ・プリエン
シュイズヘラブ
約5時間 ●ヤク・サファリとトレッキング(約5時間)
5月20日より1ヶ月の間利用される放牧地シュイズヘラブ(4,350m)へ。
キャンプ泊
8 シュイズヘラブ
(予備日)
 

予備日及びクッチの調整日。ワヒ族の夏の暮らしを体験する1日です。

キャンプ泊
9 シュイズヘラブ
(予備日)
 

予備日及びクッチの調整日。ワヒ族の夏の暮らしを体験する1日です。

キャンプ泊
10 シュイズヘラブ
シュウェルト
約4時間

●ヤク・サファリでクッチに同行(約4時間)
ワヒ族の夏の民族移動「クッチ」に参加
します。シムシャール峠(4,735m)を越えて一気に「パミール」のシュウェルト(4,670m)へ。荷作り・移動・到着・住居の整備など夏の暮らしをみることができます。

キャンプ泊
11 シュウェルト
ミングルク・サールB.C.
  ブッチボイ・サール方面へのヤク・サファリや高山植物の咲くシュウェル ト氷河方面への散策をお楽しみいただけます。その後、ミングリク・サールベースキャンプ (B.C.)(4,800m)へ。
キャンプ泊
12 ミングルク・サールB.C.   B.C.付近の散策やヤク・サファリをお楽しみください。
キャンプ泊
13 ミングリク・サールB.C.
アルバ・プリエン
約7 時間 ●ヤク・サファリとトレッキング(約7時間)
B.C.よりアルバ・プリエンまで下ります。
キャンプ泊
14 アルバ・プリエン
プリエン・サール
パスト・フルズィン
約6時間 ●ヤク・サファリとトレッキング(約6時間)
プリエン・サール(3,916m)にてヤクとお別れし、トレッキングにてスト・フルズィン(3,517m)へ。
キャンプ泊
15

パスト・フルズィン

シムシャール村

約7時間 ●トレッキング(約7時間)
パスト・フルズィンよりシムシャール村へ。
キャンプ泊
16 シムシャール村
ギルギット
08:00発
18:00着
四輪駆動車にてパスーを経由し、ギルギットへ。
ギルギット:セレナ泊
17 ギルギット
ベシャム
08:00発
19:00着
専用車にてカラコルム・ハイウェイを南下し、ベシャムへ。
ベシャム:PTDC泊
18 ベシャム
イスラマバード
イスラマバード
09:00発
17:00着
23:20発
専用車にてイスラマバードへ。夕食後、空港へ。航空機にて、バンコクへ。
機中泊
19 バンコク 06:25着 バンコク着後、航空機を乗り換えて、東京・大阪それぞれ帰国の途につきます。着後、解散。
バンコク
東京
午前発
バンコク
大阪
午前発
  • 運輸機関のスケジュールの変更、遅延、運行の中止や道路状況などにより、宿泊地や訪問地の順序が変わったり、日程内容に変更が起こることがあります。
  • 食事回数:朝17/昼17/夜17:機内食は除く
  • 利用予定航空会社:タイ国際航空

ご案内とご注意

査証(ビザ) パキスタン(100円)、代行手数料(4,320円)、写真2枚。旅券の残存有効期間は入国時に6ヶ月以上必要です。
気候・服装 日中は長袖シャツを基本に、曇天の冷え込みに備えてフリースやしっかりとした雨具の上下をお持ちください。高所キャンプ用にダウンジャケットも必要です。日中は日差しが強く照り返しがきついので、帽子やサングラス、日焼け止めもお持ちください。靴は登山靴又はトレッキングシューズが最適です。イスラマバードなど平地では夏服で過ごせます。
利用予定ホテル 日程及び巻末のホテルリストをご覧ください。
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高山病について 徐々に標高を上げる高所順応しやすい日程ですが、標高4,500m以上の高所に宿泊しますので、ご参加の方全員に健康診断書のご提出及び疾病死亡・治療、救援者費用を含む海外旅行保険のご加入をお願いしております。高山病対策として、添乗員はパルスオキシメーター(血中酸素飽和度測定装置)、携帯加圧装置を持参し、現地で酸素ボンベを用意します。
高山病についてのご注意と取り組み
ヤク・サファリとトレッキングについて ルートは標高が高く道が整備されておらず、シムシャールの人々が放牧のためにヤクやその他の家畜を連れて歩いてきた道を歩きます。足場の悪い箇所や勾配のきついくだりを含みます。ヤクに乗って登りますが、急な登りと下りはヤクから下りて歩いていただきます。御一人様一頭のヤクとヤク使いがつきますが、十分注意してお乗りください。復路のプリエン・サール以降は歩く箇所が多くなります。
日程について このコースの大部分は山岳道路を移動するため、天候や道路状況により一時的に通行不可能になることがあり、大幅に時間がかかることもあります。ワヒ族の移動「クッチ」は天候や宗教上の理由で1~3日ずれることがあり、これらは村人との話し合いにより決定するものです。現地での日程・宿泊地の変更や調整が必要なコースであることを予めご理解ください。上記の旅の特殊性をご理解いただけた上でのお申し込みをお待ちしております。
宿泊について 山岳地帯のホテルでは、お湯の時間制限があったり、停電になったりするなど設備が十分ではありません。ヤク・サファリ(トレッキング)中はキャンプ泊となり、寝袋(冬用)が必要です。お持ちでない方には弊社より有料(6,000円)で貸し出しいたします。
旅行条件について 取引条件はこちらの 海外旅行 旅行条件書を、事前に確認の上お申し込みください。

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