秘境ツアーのパイオニア 西遊旅行 / SINCE 1973

  • 自分自身も旅を楽しみ、
  • 色んな目的を持つお客様によりそって
  • 情熱を込める
INTERVIEW 006

紙谷 哲平 Teppei Kamitani

専属添乗員

築地での寿司職人修行時代

西遊旅行に来る前の話を聞かせてください

石川県出身で山は身近な存在で、学生時代からハイキングなどが趣味でした。 いつしか氷河の山を見てみたいと思うようになり、ワーキングホリデーでカナダに渡ることを決意。ユーコン準州で寿司屋のアルバイトをしつつお金を貯めました。そしてオンボロの4WDを買ってアラスカまで向かい、夢だったデナリ(マッキンリー)に登頂し、帰国しました。 その後、築地で本格的に寿司の修行を始めましたが、山のことが頭から離れず寿司屋を離れ再びネパールへ高所登山に行くことに。ネパールから帰国した折、西遊旅行を知り、門を叩きました。

最初の研修はキリマンジャロでしたね

そうです。添乗デビューをする前には、西遊旅行の社員添乗員の方に同行し、添乗研修を行います。大阪支社の山チームに所属する楠さんのサブ添乗員としてキリマンジャロ登頂ツアーに同行しました。楠さんも8,000峰に挑んだ経験があり、今思えば楠さんに同行させてもらったのは幸運だったのかもしれません。

と、言いますと?

良い意味で想像していたツアー添乗員のイメージと全然違いました。ツアーというものはもっとシステマチックだと思っていたので、フレンドリーというかお客様との距離感や、山を自らも楽しむ事など、驚くことが多かったです。ほんとにアットホームな雰囲気で素晴らしい旅になり、自分もこういう案内ができるようになりたいと思いました。

兄貴分と慕う楠と
出発前の準備運動
社内での打ち合わせ風景
キリマンジャロ登頂証明書を手渡しする瞬間

専属添乗員のお仕事の流れを教えてください

最初にツアー担当者の方から、「このツアーの添乗はどうですか?」と打診されます。日程や内容を見て、務まりそうであればお受けします。その後、会社に出社して担当者の方と打ち合わせをします。どういった事前勉強をしたらよいかや、現地での注意点などをレクチャーしてもらいます。そして出発の1週間前に参加されるお客様にご挨拶の電話をし、ツアーに出発する。という流れです。 同行したいツアーをこちらからリクエストすることや、企画を持ち込んだりすることも可能ですが、それは実績を積んでからですね。

紙谷さんは写真がものすごく上手なので、山以外にも色んな場所へひっぱりだこですね。

ほんとうですか、ありがとうございます。写真は趣味なので頑張っています! ※採用情報TOPのこの写真は紙谷さん撮影の写真です

その後、大活躍中の紙谷さんですが

思い出のエピソードがあればお願いします

最初に添乗したツアーという事もありますが、ネパールのダウラギリを見に行くツアーで、思い出深い事がありました。自分は山に登ることで山の素晴らしさを味わってきたのですが、お客様の中に8,000m峰14座の写真撮影に情熱を燃やしている方がいて、それはもう登山家のそれと全く同じ情熱を感じました。こんな方がいるんだなぁと、なんだか嬉しくもあり、驚いていました。そしてコプラダンダというダウラギリ展望地の簡素な山小屋に宿泊した際、夜中の3時頃にふと目が覚めて外に出てみると、月明かりがダウラギリを照らし、本当に美しかったんです。その時、疲れて眠っているお客様を起こすか悩んだ末に、怒られるかもなぁと思いながら声をかけると、飛び起きて撮影機材を用意し、「サイコーだねぇ」といって朝まで撮影されていました。

ぐっとくるエピソードですね

夜中に突然お客様を起こすなんて、マニュアルでいえばNGかもしれませんが、山が好きという気持ちで通じていた事で思い切って行動しました。それが喜んでもらえたことが嬉しかったです。この経験が自分の原点というか、自分自身も旅を楽しみ、様々な目的を持って参加されたお客様によりそう気持ちを忘れず、毎回情熱を込めてご案内したいと思っています。

益々の活躍に期待しています。本日はどうもありがとうございました

ありがとうございました。

山小屋で手巻き寿司を振舞う
玉山登頂ツアーの打ち上げ風景

先輩に聞く西遊旅行 / interview


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