夏のヒマラヤヒグマ Himalayan Brown Bear(デオサイ高原、パキスタン)

ヒマラヤヒグマ Himalayan Brown Bear デオサイ高原 Deosai National Park (6)

パキスタン北部にあるデオサイ高原はヒマラヤヒグマの生息地として知られています。ヒマラヤヒグマについてはこちら(2015年10月の観察記録)

ただし、デオサイ高原に行けば見れるというものではなく、レンジャーと一緒に歩いてヒマラヤヒグマの暮らすエリアに行かなくてはなりません。また、長年ハンティングの対象であったこともあり非常に臆病ですぐに逃げていきますので、ある程度距離をおいての観察となります。

夏はデオサイ高原のベストシーズンですが、観光客が多すぎてヒマラヤヒグマたちは谷のより奥にいるため観察にはずいぶんと歩かなくてはなりません。

デオサイ高原国立公園スタッフの間で「シャイターン」と呼ばれるグループの地域へ行って見ました。「シャイターン」は「サタン=悪魔」の意味ですが、このグループを「悪魔」と呼んでいるのではなく「いたずらっこ」のような意味なのだそうです。

標高4,000mほどのキャンプから少し高度をあげ無数の小川が流れる谷へ。

ヒマラヤヒグマ Himalayan Brown Bear デオサイ高原 Deosai National Park (1)

同行レンジャー氏が、「Bear!」と。三脚を立ててせいいっぱいのズームで見ると熊が2頭、親子です。お母さん熊がたって何かを見ています。

ヒマラヤヒグマ Himalayan Brown Bear デオサイ高原 Deosai National Park (2)

お母さん熊が見ていた方向にいたのは雄のヒマラヤヒグマです。親子グマはこの雄を避けて小川沿いの草の中を私たちのほうへ歩いてきました。ラッキーなことに私たちは風下におり、クマに気づかれずにヒマラヤヒグマの観察としては比較的近い位置まで来ることができました。

ヒマラヤヒグマ Himalayan Brown Bear デオサイ高原 Deosai National Park (3)

あ、小熊に見つかってしまいました。見られてしまいました。なんてかわいいのでしょう。

ヒマラヤヒグマ Himalayan Brown Bear デオサイ高原 Deosai National Park (4)

お母さん熊が立ち上がってこちらを見ています。お母さん熊にも見られてしまいました。

ヒマラヤヒグマ Himalayan Brown Bear デオサイ高原 Deosai National Park (5)

ふたたび小熊がこちらを見ています・・・

ヒマラヤヒグマ Himalayan Brown Bear デオサイ高原 Deosai National Park (8)

ついに2頭で私たちを見ています。

ヒマラヤヒグマ Himalayan Brown Bear デオサイ高原 Deosai National Park (7)

もう、ばっちし目が合いました。夢のようなアングルです。この後、2頭は歩いて離れていきました。

ヒマラヤヒグマ Himalayan Brown Bear デオサイ高原 Deosai National Park (11)

少し離れたところに現れた親子熊。このあと、2頭は草原でいろいろ見つけながら移動していきます。

ヒマラヤヒグマ Himalayan Brown Bear デオサイ高原 Deosai National Park (12)

しばらくすると、親子が岩の上に乗って別の方向を見ていました。

ヒマラヤヒグマ Himalayan Brown Bear デオサイ高原 Deosai National Park (13)

なんと、別のメスの熊が現れその通過待ちでした。もう1頭のメスは完全にスルーでした。

ヒマラヤヒグマ Himalayan Brown Bear デオサイ高原 Deosai National Park (14)

その後の親子は・・・小熊がお花畑で少し寝たり、遊んだり。

ヒマラヤヒグマ Himalayan Brown Bear デオサイ高原 Deosai National Park (15)

そして丘を越えて見えない場所へと行ってしまいました。大変美しい光景でした。

デオサイ国立公園(DNP)のスタッフによると2017年の個体数調査では、ヒマラヤヒグマの個体数は80頭を越えた、とのことです。

Photo & Text : Mariko SAWADA 澤田真理子

Observation : Jul 2017, Deosai National Park, Pakistan

Reference : Mr.Ghulman Raza – Deosai National Park, Mr.Zahoor Salmi (Photographer-SAIYAH)

蓮の上のレンカク Pheasant-tailed Jacana (パンジャーブ、パキスタン)

レンカク Pheasant-tailed Jacana パキスタン Head Baloki (2)

パキスタンにもバードウォッチャーやフォトグラファーのグループがいます。そのうちの知り合いから「レンカクが蓮の上で巣を作ってる、行こう」と誘いがあり、訪問してみました。

場所はパキスタンのラホールの南西75キロにあるヘッド・バローキー Head Baloki というナーヴィー川 Navi River の流れる村。この村は川から引いた水路や池がありそこに水鳥たちが集まっていました。

ラーヴィー川はパンジャーブ地方を流れる5つの川の1つ。もともとこのパンジャーブと言う言葉もペルシャ語で ”Panj -ab 5つの水 “をさし、インダス川とその4本の支流が育む豊かな土地を指します。しかし、これらの川も1947年のインド・パキスタンの分離独立により川の水利権をめぐり紛争の原因となりました。ヒマーチャル・プラデーシュに水源を発するこのラーヴィー川も例外ではありません。

レンカク Pheasant-tailed Jacana パキスタン Head Baloki (9)

夏羽のレンカク(Pheasant-tailed Jacana) です。尾羽が長くなり、 頭とのど、翼が白く、体の羽毛は黒っぽい茶色です。そして首の後ろが黒い縁取りのある金色になります。

レンカク Pheasant-tailed Jacana パキスタン Head Baloki (10)

長い足の指とツメで、体重を分散して蓮の葉の上を歩きます。

レンカク Pheasant-tailed Jacana パキスタン Head Baloki (4)

雛をつれたレンカクです。ここに連れてきてくれた友人は「蓮の葉の上で巣をつくってる」といっていましたが、孵化したようです。そしてヒナのしっかりした足。レンカクの雛は、その水の上と言う厳しい環境から、孵化したらすぐに動けるのだそうです。

レンカク Pheasant-tailed Jacana パキスタン Head Baloki (6)

レンカクはオスが子育てをする”イクメン鳥”だそうで、これはお父さんなんですね。

レンカク Pheasant-tailed Jacana パキスタン Head Baloki (8)

お父さん、近づいてきたインドアカガシラサギに声を発しています。

レンカク Pheasant-tailed Jacana パキスタン Head Baloki (11)

こちらは2羽のレンカクが羽を広げています。レンカクは求愛ディスプレイが見られない鳥と聞いていますが、何のディスプレイだったのでしょう・・・

レンカク Pheasant-tailed Jacana パキスタン Head Baloki (12)

早朝のパンジャーブ、蓮の池で見た美しいレンカクたちでした!

Photo & Text : Mariko SAWADA 澤田真理子

Observation : Aug 2017, Head Baloki, Punjab, Pakistan

Reference : Zahoor Salmi(Photographer) – Saiyah, Wikipedia( JP) (EN)

★パキスタンの野鳥・野生動物観察の手配は西遊旅行、西遊旅行のパキスタン支店SAIYAH(サイヤ)にて承ります。イスラマバード郊外のマルガラ、ナティヤガラなどバードウォッチング手配が可能です。

 

 

ハニファル湾でマンタと泳ぐ(2) バア環礁、モルディブ

ハニファル湾でマンタと泳ぐ モルジブ バア環礁 Manta Ray - Hanifaru Bay (11)

8月のモルディブ、バア環礁のハニファル湾に集まったマンタ。プランクトンがいっぱいで透明度はよくありませんが、条件がそろうとマンタが群れでやっています。

ハニファル湾でマンタと泳ぐ モルジブ バア環礁 Manta Ray - Hanifaru Bay (2)

この日はすでにマンタが集まっているとの情報でハニファル湾へ。既にボートが3艘来ておりマンタの位置も確認しやすく、いざ海へ。人々が集まっている下にマンタの群れが。

ハニファル湾でマンタと泳ぐ モルジブ バア環礁 Manta Ray - Hanifaru Bay (3)

どんどん近づいてきます。

ハニファル湾でマンタと泳ぐ モルジブ バア環礁 Manta Ray - Hanifaru Bay (4)

ハニファル湾でマンタと泳ぐ モルジブ バア環礁 Manta Ray - Hanifaru Bay (5)

シュノーケリングをしている人たちにおかまいなく突っ込んできます。このハニファル湾はユネスコの保護区で規則があり、マンタに触らない、マンタの群れの中で潜水しないことの注意を受けます。が、マンタが突っ込んでくるので、触れはしなくとも、触れてしまったらどうしよう・・・の距離です。

ハニファル湾でマンタと泳ぐ モルジブ バア環礁 Manta Ray - Hanifaru Bay (7)

マンタたちがくるくる舞っています。

ハニファル湾でマンタと泳ぐ モルジブ バア環礁 Manta Ray - Hanifaru Bay (8)

透明度が悪いのが残念ですが、白いお腹の部分がはためいて本当にキレイです。

ハニファル湾でマンタと泳ぐ モルジブ バア環礁 Manta Ray - Hanifaru Bay (9)

ハニファル湾でマンタと泳ぐ モルジブ バア環礁 Manta Ray - Hanifaru Bay (12)

至近距離で舞ってくれました!

ハニファル湾でマンタと泳ぐ Hanifaru Bay Manta Ray (1)

お客様たちもマンタを観察中。

ハニファル湾でマンタと泳ぐ Hanifaru Bay Manta Ray (2)

マンタにアプローチ。

ハニファル湾でマンタと泳ぐ モルジブ バア環礁 Manta Ray - Hanifaru Bay (13)

私たちのガイド氏、マンタの群れと泳ぐ・・・

3回目のシュノーケリングにしてようやく良いコンディションでマンタと泳ぐことができました。尚、保護区の規則のためアンカーを下ろして停泊している船は、シュノーケリングをしている人を船を動かして迎えに行くことは原則できません。なので常に船の位置を確認し、自分が泳いで戻れる距離を確認、夢中でマンタを追いかけて船から遠くへ来てしまわないように注意です。自信のない人は必ずライフジャケット着用です!

Photo & Text :Mariko SAWADA 澤田真理子

Observation : Aug 2017, Hanifaru Bay, Baa atoll, Maldives

Special Thanks to Mr.Ahmad Shain

★西遊旅行の添乗員同行で行くモルジブ ハニファル湾でマンタと出会うツアー(2017年度の募集は終了いたしました)

モルディブ ハニファルベイでマンタと泳ぐ
8月・9月限定!ユネスコ保護海域ハニファルベイでマンタの大群とシュノーケル

 

ハニファル湾でマンタと泳ぐ(1) バア環礁、モルディブ

モルジブ ハニファル湾 マンタ Hanifaru Bay Manta Ray (9)

モルディブのバア環礁にあるハニファル湾は夏の時期にマンタが集まることで知られ、ユネスコの保護区にも指定されています。

ハニファル湾へはローカル島のダラヴァンドゥ島や付近のリゾートから船が出ており、この保護区でのシュノーケリングが許される時間は45分。うまくマンタが集まっている時に海に入らないと、ちょうどたくさん集まってきたころに「時間終了」になってしまうことも。とはいっても、色んなコンディションがあり毎度そんなにうまくいくわけではありません。

その日の海のコンディションによりますが、まったく集まらない日も稀にあったり、50~100頭が乱舞している日もあります。さらにはジンベイザメまで登場する日も。

モルジブ ハニファル湾 マンタ Hanifaru Bay Manta Ray (2)

ハニファル湾ではシュノーケリングのみが認められていますが、付近のポイントでのダイビング中にもマンタと出会うことがあります。

モルジブ ハニファル湾 マンタ Hanifaru Bay Manta Ray (5)

マンタを追いかけるダイバー

モルジブ ハニファル湾 マンタ Hanifaru Bay Manta Ray (1)

小魚の群れ・・・この季節のハニファル湾付近の海は大量のプランクトンで非常に透明度が悪いです。「モルディブの海」と聞いて想像してくるのとはだいぶ違います。

モルジブ ハニファル湾 マンタ Hanifaru Bay Manta Ray (4)

ここはユネスコ保護区のハニファル湾です。たくさんのシュノケラーがマンタを追いかけていました。マンタはおかまいなし、たくさんのフィンの下で舞っていました。

モルジブ ハニファル湾 マンタ Hanifaru Bay Manta Ray (3)

モルジブ ハニファル湾 マンタ Hanifaru Bay Manta Ray (6)

モルジブ ハニファル湾 マンタ Hanifaru Bay Manta Ray (8)

マンタの群れがどんどんやっています。同じ場所を何度も行き来してくれるので、泳いで追いかけなくても向こうからやってきます。

モルジブ ハニファル湾 マンタ Hanifaru Bay Manta Ray (7)

ただ、プランクトンで透明度が悪いので突然現れるのにちょっと驚きます。

モルジブ ハニファル湾 マンタ Hanifaru Bay Manta Ray (11)

この日は少し風がありましたがせっかく晴れていたのでドローンも飛ばしてみました。上から見たマンタ。

モルジブ ハニファル湾 マンタ Hanifaru Bay Manta Ray (12)

マンタとお魚の群れ

モルジブ ハニファル湾 マンタ Hanifaru Bay Manta Ray (13)

この日はラッキーなことに、ユネスコ保護区のハニファル湾以外でもマンタと遭遇。前日にマンタに会えなかったので、その分一生懸命泳ぎました。

Photo & Text :Mariko SAWADA 澤田真理子

Observation : Aug 2017, Hanifaru Bay, Baa atoll, Maldives

Special Thanks to Mr.Ahmad Shain

★西遊旅行の添乗員同行で行くモルジブ ハニファル湾でマンタと出会うツアー(2017年度の募集は終了いたしました)

モルディブ ハニファルベイでマンタと泳ぐ
8月・9月限定!ユネスコ保護海域ハニファルベイでマンタの大群とシュノーケル

番外編「働く動物」キャンディのペラヘラ祭り「電飾ゾウさん」舎利容器を担ぐNadungamuwe Raja (スリランカ)

キャンディ ペラヘラ祭 アジアゾウ Kandy Perahera Festival (5)

番外編「働く動物」は、スリランカで夏に行われる「ペラヘラ祭り」のアジアゾウです。ペラヘラ祭りはスリランカの各地で行われますがその中でも古都キャンディのペラヘラ祭は「アジア三大祭」のひとつといわれる壮大なもの。約3時間にわたって踊り手・電飾ゾウさんのパレードが行われます。

ハイライトは「仏歯」を納めている黄金の仏塔の形をした舎利容器(仏歯はパレードには出されず寺院に置かれ、パレードは容器だけだそうです)がゾウの背に乗って登場します。

2017年のペラヘラ祭りは7月29日~8月8日にかけて行われ、そのうちの前半はクンバル・ペラヘラ、後半はランドリ・ペラヘラと呼ばれこの後半のランドリ・ペラヘラがより盛大なパレードとなります。

ランドリ・ペラヘラの様子です・・・パレードは8時に寺院を出発すると連絡を受けましたが、場所取りのために6時30分にはスタンバイを・・・と。雨が心配される空模様の中、大勢のスリランカ人と観光客がパレードの行われる道路沿いを埋め尽くしていました。最初は太鼓の音楽、炎の舞などのパフォーマンスが続き、踊り手とともに電飾ゾウさんが登場します。

キャンディ ペラヘラ祭 アジアゾウ Kandy Perahera Festival (1)

この伝統舞踊の衣装の美しさ!

キャンディ ペラヘラ祭 アジアゾウ Kandy Perahera Festival (4)

キャンディ ペラヘラ祭 アジアゾウ Kandy Perahera Festival (6)

キャンディ ペラヘラ祭り アジアゾウ (3)

仏歯が登場する前の踊り手たちは上手でパレードが盛り上がります。踊り手たちが立ち去ると「舎利容器 Golden Pagoda」を乗せたゾウの登場です。そばにいたスリランカ人家族が、「立って」と外国人観光客にいい、舎利容器に手をあわせていました。

キャンディ ペラヘラ祭 アジアゾウ Kandy Perahera Festival (7)

このゾウの背中に乗って光っているのが舎利容器。

キャンディ ペラヘラ祭り アジアゾウ (1)

この舎利容器Golden Pagoda を担ぐゾウさんは巨大な牙(Tusker)を持つ特別なオスのアジアゾウでなくてはなりません。このゾウは ナドゥンガムウェ・ラジャ Nadungamuwe Rajaというオスで、1953年生まれ、仏歯寺に使えるナドゥンガムウェ村の施設にいるゾウです。

キャンディ ペラヘラ祭り アジアゾウ (2)

ナドゥンガムウェ・ラジャ、本当に立派な牙 (Tusker)です。ペラヘラ祭で登場するゾウさんはすべて仏歯寺と仏歯寺の管理下にある寺院、施設のゾウさんたちだそうです。

このメインイベントである舎利容器が通過後も、まだパレードは続きます。メインのパレードでは熟練の踊り手や落ち着いたゾウさんたちが出てきていましたが、この後のパレードでは「見習い中」の子どものゾウのパレード、学生の踊り手たちなど、かわいらしい光景が。

キャンディ ペラヘラ祭り アジアゾウ (4)

こんなに長く立派な牙のゾウも登場。

キャンディ ペラヘラ祭 アジアゾウ Kandy Perahera Festival (3)

青く光る電飾ゾウさんも。この日のパレードは夜11時をまわって終了でした。お疲れ様です!

Photo & Text :Mariko SAWADA 澤田真理子

Observation : Aug 2017, Kandy – Perahera Festival, Sri Lanka

★ペラヘラ祭見学の手配は、西遊旅行のスリランカ支店 Nature Explore Lanka まで!繁忙期のホテル・祭りの座席の手配などいたします。

スリランカワイルドライフ特集 はコチラ!

 

セイロンガマグチヨタカ (2) Sri Lanka Frogmouth スリランカの野鳥

セイロンガマグチヨタカ Sri Lanka Frogmouth シンハラジャ sinharaja (12)

雨のスリランカ、シンハラジャの森のセイロンガマグチヨタカの観察です。8月初め、ぽたぽたと雨が降る中、熱帯雨林を歩きセイロンガマグチヨタカを探しました。

セイロンガマグチヨタカ Sri Lanka Frogmouth シンハラジャ sinharaja (4)

ヒルよけソックスを着用し森の中へ。バードスポッターの努力の末、ペアのセイロンガマグチヨタカを見つけることができました。オスとメスがそれぞれ違う木の枝にいました。

セイロンガマグチヨタカ Sri Lanka Frogmouth シンハラジャ sinharaja (7)

セイロンガマグチヨタカのオスです。メスに比べて暗い色をしています。

セイロンガマグチヨタカ Sri Lanka Frogmouth シンハラジャ sinharaja (5)

正面から見ると、本当に「かえる」のような口をしています。

セイロンガマグチヨタカは発見当時、スリランカの固有種と考えられていたため Sri Lanka Frogmouth と国名が名前につきましたが、その後南インドの西ガーツ山脈で見つかり、「固有種」ではなくなりました。

セイロンガマグチヨタカ Sri Lanka Frogmouth シンハラジャ sinharaja (6)

顔が180度回転。

セイロンガマグチヨタカ Sri Lanka Frogmouth シンハラジャ sinharaja (14)

こちらはメスです。夜行性で日中はお気に入りの止まり木にいます。比較的低い枝にいるので観察しやすいのです。夜明けと日没時に鳴くそうです。

セイロンガマグチヨタカ Sri Lanka Frogmouth シンハラジャ sinharaja (11)

翼を広げてくれました。

セイロンガマグチヨタカ Sri Lanka Frogmouth シンハラジャ sinharaja (10)

尾羽を広げてます。

セイロンガマグチヨタカ Sri Lanka Frogmouth シンハラジャ sinharaja (13)

これまでの観察で、セイロンガマグチヨタカは顔を上げて上を見ていることが多いな、と感じていました。資料をによると、止まり木で危険を感じたときに、枝の一部に見えるように頭を上げてじっとし、すぐに飛んだりはしないのだそうです。脅威を感じるときのディスプレイでは口を開けるそうです。

セイロンガマグチヨタカ Sri Lanka Frogmouth シンハラジャ sinharaja (9)

逃げないので意外ときにしていないのかと勘違いしていました。怖かったのですね。雨季のシンハラジャ、やはりヒルがたくさんいます。私たちもちょっと怖かったです。

Photo & Text :Mariko SAWADA 澤田真理子

Observation : Aug 2017, Near Sinharaja Forest Reserve, Sri Lanka

Reference : Birds of Sri Lanka (Helm Field Guide), Wikipedia(EN)

Special Thanks to Mr.Tilak, Mr.Anuradha

スリランカワイルドライフ特集

★西遊旅行のスリランカ・バードウォッチングツアー 2018 4名様から催行、6名様限定!

固有種の宝庫 スリランカ・バードスペシャル
インド洋の真珠スリランカで固有種の野鳥と出会う 少人数限定企画

★西遊旅行のスリランカ・ネイチャースペシャル3コース 2018年

スリランカの森と海 ネイチャースペシャル スリランカの自然を満喫するための特別企画

ネイチャースペシャル第2弾 ヤーラ国立公園内キャンプとシンハラジャの森(秋山知伸氏同行)

スリランカの森と海 東海岸のトリンコマリーへ ミリッサとトリンコマリー 2つの海へ

★個人旅行や現地手配のみのアレンジも可能です。西遊旅行の ”ワイルドライフ” 担当 または西遊旅行のスリランカ事務所 “Nature Explore Lanka ” へお問い合わせください。

 

 

ホッキョクグマの夏-5 クジラの死肉を見つけたホッキョクグマ(スピッツベルゲン)

ホッキョクグマ Polar Bear クジラの死肉 スピッツベルゲン (11)

スピッツベルゲン島北部でのホッキョクグマの観察です。お腹がすいた1頭のホッキョクグマを追いかけてゾディアックを走らせました。

ホッキョクグマ Polar Bear スピッツベルゲン 夏 (15)

海岸を歩くホッキョクグマ。鼻の先をあげてある方向に歩いています。ガイド氏によるとホッキョクグマは20キロ先の獲物のにおいを感じることができるといいます。(この数字には諸説あり)この先に何があるのでしょうか・・・。鼻を上げてにおいを嗅ぎ、舌を出して風を感じ、行く方向を決めるのだそうです。

ホッキョクグマ Polar Bear クジラの死肉 スピッツベルゲン (1)

ホッキョクグマがなになにやら白いものにのって舐めています。私たちも初めは「雪」だと思ったのですが、良く見ると「クジラ」の死体でした。

ホッキョクグマ Polar Bear クジラの死肉 スピッツベルゲン (2)

死んだクジラの全体です・・・マッコウクジラ (Sperm Whale) の形をしています。この海域はマッコウクジラは観察されないので、どこかの海で死んだマッコウクジラが潮で流され、このスピッツベルゲン北部のフィヨルドの奥に流れ着き、冬の間氷と雪に閉ざされていたものが、夏になり現れたと想像されます。

ホッキョクグマ Polar Bear クジラの死肉 スピッツベルゲン (6)

ホッキョクグマは何でも食べます。新鮮なアザラシの肉がベストでしょうが、夏の間は氷がないのでアザラシ・ハンティングができないため、死肉も大切な食料です。何もないときは、鳥の卵や苔、わかめなんかも食べる姿が見られます。

ホッキョクグマ Polar Bear クジラの死肉 スピッツベルゲン (7)

12センチはあるという大きなツメでクジラの脂をめくっています。

ホッキョクグマ Polar Bear クジラの死肉 スピッツベルゲン (8)

足の裏はクジラの脂でねちゃねちゃです。

ホッキョクグマ Polar Bear クジラの死肉 スピッツベルゲン (4)

大きな舌でクジラの脂肪をなめます。

ホッキョクグマ Polar Bear クジラの死肉 スピッツベルゲン (10)

脂肪に噛み付くホッキョクグマ。

ホッキョクグマ Polar Bear クジラの死肉 スピッツベルゲン (13)

観察に夢中。このホッキョクグマはこのクジラの死肉を見つけた最初のホッキョクグマでした。ガイド氏によると数日暖かい日が続くとこの死肉の匂いが広まり、数頭~10頭以上のホッキョクグマが集まってくるだろうと。ホッキョクグマは社交的な動物で、大きな獲物は親子や兄弟でなくてもシェアすることができます。

ホッキョクグマ Polar Bear クジラの死肉 スピッツベルゲン (12)

この「クジラの死肉」の発見は一週間ほどですべてのクルーズ船に知れ渡り、何艘ものクルーズ船とゾディアックがこの光景を取り囲み、観察することになります。

ホッキョクグマ Polar Bear クジラの死肉 スピッツベルゲン (14)

ひとしきりクジラの死肉を楽しんだホッキョクグマ、海岸から山のほうへいってしまいました。私たちも大満足、氷河ゾディアッククルーズを楽しみながら、船へと戻りました。

Photo & Text :Mariko SAWADA 澤田真理子

Observation : Jun 2017, Virgohamna, Smeernburgfjorden, Spitsbergen, Svalbard, Norway

Reference : Birds and Mammals of Svalbard (Norwegian Polar Institute Handbook), Lecture from Samuel Blanc

Special Thanks to Samuel Blanc, Agnès Brenière and team of Polaris Ⅰ

※2017年6月21日から出発したツアーでは、乗員12名のチャーター船で移動し、ゾディアック2台に分乗しスピッツベルゲンの 自然とワイルドライフをたっぷり観察。観察&写真撮影を目的としたワイルドライフクルーズ、12名様限定で次回は2019年6月半ば出発予定です。

↓↓↓ 2017年6月21日催行のツアー情報(船のキャビンはお一人部屋利用!)↓↓↓

初夏のスピッツベルゲン
ホッキョクグマ、クジラ、北極圏の野鳥、野生動物の観察・撮影をチャーター船で心ゆくまで楽しむ、究極のワイルドライフクルーズ

ホッキョクグマの夏-4(スピッツベルゲン)

ホッキョクグマ Polar Bear スピッツベルゲン 夏 (11)

スピッツベルゲン島の北部で観察したホッキョクグマ。ゼニガタアザラシの狩に失敗したホッキョクグマ、しばらく海岸を歩いていましたが雪のある斜面へ移動してきました。

ホッキョクグマ Polar Bear スピッツベルゲン 夏 (21)

上陸すると、雪のあるところへ行きたがるようです。塗れた毛を雪で乾かすのですね。

ホッキョクグマ Polar Bear スピッツベルゲン 夏 (17)

ふたたび海岸へとやってきて海に入ります。

ホッキョクグマ Polar Bear スピッツベルゲン 夏 (20)

小さな湾にある島に上陸。私たちのゾディアックから近い!

ホッキョクグマ Polar Bear スピッツベルゲン 夏 (9)

よっぽどお腹がすいてるのでしょう、島の研究者の施設に登り、煙突をたたき始めました。食料のにおいがするのでしょうか。ガイド氏によると、両手を使ってバンバン煙突と屋根をたたく姿は、氷の下にいるワモンアザラシの子どもを捜す姿と同じしぐさなのだそうです。

ホッキョクグマ Polar Bear スピッツベルゲン 夏 (10)

その後、岩で背中をすりすり。かゆいのですね。ホッキョクグマは夏と冬で毛の長さが違います。この季節のホッキョクグマは毛が抜けていくのがかゆいようです。夏のホッキョクグマの毛は短く、冬は13センチほどの長さになります。

ホッキョクグマ Polar Bear スピッツベルゲン 夏 (12)

大きな手で掻くホッキョクグマ。

ホッキョクグマ Polar Bear スピッツベルゲン 夏 (14)

おしりも掻いています。

ホッキョクグマ Polar Bear スピッツベルゲン 夏 (13)

お腹もすいているし、体もかゆいホッキョクグマ・・・寝てしまいました。

Photo & Text :Mariko SAWADA 澤田真理子

Observation : Jun 2017, Virgohamna, Smeernburgfjorden, Spitsbergen, Svalbard, Norway

Reference : Birds and Mammals of Svalbard (Norwegian Polar Institute Handbook), Lecture from Samuel Blanc

Special Thanks to Samuel Blanc, Agnès Brenière and team of Polaris Ⅰ

※2017年6月21日から出発したツアーでは、乗員12名のチャーター船で移動し、ゾディアック2台に分乗しスピッツベルゲンの 自然とワイルドライフをたっぷり観察。観察&写真撮影を目的としたワイルドライフクルーズ、12名様限定で次回は2019年6月半ば出発予定です。

↓↓↓ 2017年6月21日催行のツアー情報(船のキャビンはお一人部屋利用!)↓↓↓

初夏のスピッツベルゲン
ホッキョクグマ、クジラ、北極圏の野鳥、野生動物の観察・撮影をチャーター船で心ゆくまで楽しむ、究極のワイルドライフクルーズ

ホッキョクグマの夏-3 ゼニガタアザラシを狙う(スピッツベルゲン)

ホッキョクグマ Polar Bear スピッツベルゲン 夏 (1)

スピッツベルゲン島北部で観察していたホッキョクグマ。海に入って見えなくなったなーと思っていたら、なんとゼニガタアザラシ(Harbor Seal) に接近していました!

ホッキョクグマはアザラシを食べますが、好物はワモンアザラシ(Ringed Seal)、アゴヒゲアザラシ(Beaded Seal)で、浅瀬にいてすばしっこいゼニガタアザラシは狩の成功率も低いのであまり狙いません。でも、夏のこの時期、おなかがすいているのでしょう、不得意な浅い海で狩にチャレンジしようとしていました。

ホッキョクグマ Polar Bear スピッツベルゲン 夏 (2)

シロクマ、目の前まで近づいたものの、見つかってしまいました。

ホッキョクグマ Polar Bear スピッツベルゲン 夏 (3)

逃げるゼニガタアザラシ。

ホッキョクグマ Polar Bear スピッツベルゲン 夏 (4)

驚いたことに、ゼニガタアザラシ、逃げないでそばでホッキョクグマを見ているのです。

ホッキョクグマ Polar Bear スピッツベルゲン 夏 (6)

余裕の顔を見せるゼニガタアザラシ。捕まらない自信が、あるのでしょうか?

ホッキョクグマ Polar Bear スピッツベルゲン 夏 (8)

あきらめたホッキョクグマ、上陸です。

Photo & Text :Mariko SAWADA 澤田真理子

Observation : Jun 2017, Virgohamna, Smeernburgfjorden, Spitsbergen, Svalbard, Norway

Reference : Birds and Mammals of Svalbard (Norwegian Polar Institute Handbook), Lecture from Samuel Blanc

Special Thanks to Samuel Blanc, Agnès Brenière and team of Polaris Ⅰ

※2017年6月21日から出発したツアーでは、乗員12名のチャーター船で移動し、ゾディアック2台に分乗しスピッツベルゲンの 自然とワイルドライフをたっぷり観察。観察&写真撮影を目的としたワイルドライフクルーズ、12名様限定で次回は2019年6月半ば出発予定です。

↓↓↓ 2017年6月21日催行のツアー情報(船のキャビンはお一人部屋利用!)↓↓↓

初夏のスピッツベルゲン
ホッキョクグマ、クジラ、北極圏の野鳥、野生動物の観察・撮影をチャーター船で心ゆくまで楽しむ、究極のワイルドライフクルーズ

ホッキョクグマの夏-2 雪で毛を乾かすホッキョクグマ (スピッツベルゲン)

●EB3I0150

スピッツベルゲン島北部で観察したホッキョクグマ。2頭のホッキョクグマが水の中でじゃれあっていたのを観察していたら(ホッキョクグマの夏-1)、2頭とも上陸。

●EB3I0078

海岸から雪のある場所へと移動し、なにやらかわいいしぐさを始めました。

●EB3I0114

ガイド氏によると、遊んでいるのではなく、水から上がってきたので濡れた毛を雪で乾かすしぐさなのだと。

●EB3I0120

いやぁ、でもかわいいです。ここからかわいい写真を連続で。

●EB3I0103あ

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●EB3I0140

●EB3I0160

●EB3I0168

足の裏、肉球黒いです。ホッキョクグマは氷の上でアザラシの狩をしやすいようにカモフラージュで白い毛をしていますが、この毛を剃ると黒色なんだそうです。

また、この毛も「白色」ではなく、透明で芯が空洞になっていると・・・。水の中につかっっていると藻類がこの毛の中に入り込み色がつくので、年をとっているホッキョクグマほど黄色っぽい毛をしています。

またこの毛は夏には短くなり、冬には13センチほどにも長くなると・・

●EB3I0176

ホッキョクグマ、はしゃいでます。しばらくすると、普通に歩いて山を越えていきました。私たちは山の反対側へとゾディアックを走らせました。

Photo & Text :Mariko SAWADA 澤田真理子

Observation : Jun 2017, Virgohamna, Smeernburgfjorden, Spitsbergen, Svalbard, Norway

Reference : Birds and Mammals of Svalbard (Norwegian Polar Institute Handbook), Lecture from Samuel Blanc

Special Thanks to Samuel Blanc, Agnès Brenière and team of Polaris Ⅰ

※2017年6月21日から出発したツアーでは、乗員12名のチャーター船で移動し、ゾディアック2台に分乗しスピッツベルゲンの 自然とワイルドライフをたっぷり観察。観察&写真撮影を目的としたワイルドライフクルーズ、12名様限定で次回は2019年6月半ば出発予定です。

↓↓↓ 2017年6月21日催行のツアー情報(船のキャビンはお一人部屋利用!)↓↓↓

初夏のスピッツベルゲン
ホッキョクグマ、クジラ、北極圏の野鳥、野生動物の観察・撮影をチャーター船で心ゆくまで楽しむ、究極のワイルドライフクルーズ